最近読んだ面白い小説「グッバイ艶」幻冬舎刊。著者の放送作家である南川泰三さんの自叙伝的な小説。やや頼りない地方から上京してきた、放送作家を目指す青年が、25歳にしてようやく女性を知ることとなる。その若い放送作家のタマゴが初めての女性「艶さん」と結ばれた後、奇妙な結婚生活が始まる。この哀しくも優しい二人の物語を、私のまわりの若いファンたちは、中島哲也監督(松たか子の告白の監督)で映画化できないかと熱望している。小説としてだけでなく、映画化したら素晴らしい国民的な支持を得るいい作品になるような気がする。